外国人剣士が静岡で稽古!観光、文化、武道に触れる武道ツーリズム

2024年6月11日

こちらは、令和6年4月、とある日の焼津市にある剣道場。垂れネームをみると、外国の国旗が。そう剣道をしているのはなんと外国人。

これは、地元剣士との合同稽古などの他に日本文化を体験できる観光が組み込まれた「KENDO TOUR」です。

このツアーに参加したのは、アメリカやオーストラリアなど7カ国からの剣道愛好家で、全員有段者です。

剣道ツアーを企画したのは、ニュージーランド剣道連盟会長を務めたこともあるグレアム・セイヤさん(剣道教士七段)。

Q.剣道ツアーを企画したきっかけは?

A.静岡にいるときは町道場によく行きます。町道場の世界が非常に面白いので普通の剣道を紹介したかったです。

Q.来年開催する予定は?

A.今考えているのは、今年の11月3日文化の日に、全日本剣道選手権(剣道の世界では大きなイベント)が日本武道館であるので、ツアーの終わりにつけて、この前の1週間くらいに静岡の秋の風景を見ながら稽古をしましょうというツアーの募集をする予定です。それと来年も同じ時期に今年と同じような形でやる予定です。

また、剣道の合間に、座禅、お茶体験、まぐろ試食体験など、日本文化を体験できるのもこのツアーの魅力です。

参加者に参加しようとした理由を聞いてみると
(マレーシア出身 ショーンさん)
Q.ツアーに参加した理由は?
A.昔から静岡とつながりがあって(ホームステイの経験あり)、今回は静岡の町道場文化を海外の剣士たちに広めたいです。

スポーツ庁も推進している武道ツーリズムは、武道を通じて日本文化、日本の魅力を海外の方々に伝えるインバウンドツーリズム。
県は、この「KENDO TOUR」が武道ツーリズムの先進的な事例になるとして、今後さらなる交流人口の拡大などを期待しています。

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