【県政ニュース】ふじのくに地球環境史ミュージアム 企画展「全地球史」開催中!

2025年1月9日

ふじのくに地球環境史ミュージアムでは、企画展「全地球史」を開催しています。

 この催しでは、地球と生命がどのようにできてきたのか、最新の地球形成史を、世界各地で収集された岩石標本とともに紹介しています。

 展示室1では、壁にある年表と床の世界地図上に岩石が配置され、それらの対応関係を考えながら観覧することで地球の成り立ちを知ることが出来るようになっています。

 展示室2では、「魅力的な岩石・鉱物」や「人新世」、「未来地球史」として、過去と現在を知ることによって想定される未来の地球について考える展示がされています。

今回の企画展について、担当の中西教授は、

担当

中西 利典教授

-どのような企画展でしょうか?

「全地球史を紹介する展示です。岩石に記録されている(科学データを基にして)地球の歴史を調べる研究の紹介ですね。実際に調べた岩石が博物館にいっぱいあるので、それらを一緒に展示しています。」

-見所は?

「「地球最古」がいっぱいありますね。そこにおいてある(礫岩に含まれる)「ジルコン」は地球最古の物質。約44億年前の砂粒です。そういう石がこのミュージアムにいっぱい保管されています。」

-二つ目の展示室には未来のことも展示されている。どういった思いで展示したのか

人間たかだか100年くらいしか生きないのに、46億年前やら80億年後なんかを語っているのがすごいことだと思っていて、人間が生み出した知能でそういった地球の歴史を探るっていうのが面白いなって伝わると嬉しいです。

 また、関連イベントとして、東京科学大学上野教授による講演会「40億年の地球環境変動と生物進化」と、静岡大学増田名誉教授による講演会「地球史プロジェクト私が体験したグリーンランドでの破格の野外調査」の開催も予定されています。

 詳しくは、ふじのくに地球環境史ミュージアムHP内の企画展「全地球史」特設ページをご確認ください。

この展覧会は3月23日(日)まで開催しています。

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