しずおか絶景 総合情報誌ふじのくに

【修善寺虹の郷(伊豆市)】庭園を歩きながら煌めくファンタジーの世界へ

2025(令和7)年1月

幻想的な『ロムニー鉄道』。丘一面に広がる冬の星座が夢の世界へと誘う

伊豆半島の中央部に位置する伊豆市修善寺。伊豆最古といわれる修善寺温泉や弘法大師ゆかりの修禅寺、源頼朝や北条氏の史跡など多彩な歴史に彩られた観光地に、光に包まれたイルミネーションの新たな名所が誕生し、にぎわいを見せている。

約15万坪の広大な敷地に四季折々の花が咲く庭園と、さまざまなテーマに沿った風景が楽しめる『修善寺虹の郷(しゅぜんじにじのさと)』は、1990年に開園したテーマパーク。その恵まれた立地と豊かな自然環境を生かし、日没以降の時間も園内散策を楽しんでもらおうと、2022年秋から伊豆最大級の体験型イルミネーションイベント『修善寺虹の郷サンクスイルミ』を開催している。

園内は『イギリス村』、『カナダ村』などさまざまなゾーンで構成されており、イルミネーションの旅は、『イギリス村』内に設けられたロムニー鉄道の乗車駅『ロムニー駅』から始まる。この鉄道は線路の幅が約38センチという世界最小のSLで、国内では唯一運行されている貴重なアトラクションだ。日暮れとともに、列車の車体はまばゆく輝くイルミネーションに彩られ、夢の世界の始まりに誰もが心を躍らせる。

流れ星が輝く華やかなストリート『黄金の道』。散策のゴールは、ロムニー鉄道の終点『ネルソン駅』

そして遊歩道に沿って『鳥の小路』、『雨の森』、『妖精の庭』など、幻想的なテーマでまとめられた絵本のような世界が展開されている。一つ一つのコーナーに個性的な魅力があるが、圧巻は光に包まれた列車が星空を駆け巡る『星座の丘』と、夢の旅のゴールにある約5,000本のユリが大きな虹を描く『虹百合の丘』だろう。

人気のフォトスポット『妖精の庭』。煌めく(きらめく)バラとレーザー・ムービングライト、光の柱が織りなす立体的なショーは圧巻
イルミネーションの旅のゴールを飾る『虹百合の丘』。大きなダブルレインボーの中で、気球に囲まれながら撮影もできる

「最近はSNSなどに画像や動画をあげる撮影スポットとして、県外からのお客様、外国人の訪問客も増えています。当園は愛犬と一緒に訪れてくださる方が多いので、イルミネーションの中にペット専用のフォトスポットを設けています。広い敷地にゆったりと各コーナーを配置しているので、撮影がしやすくて絵になるカットが撮れると好評をいただいています」と、広報担当の野田一成さん。

広報担当 野田 一成さん

「イルミネーションの煌めき(きらめき)の前では、皆さん童心に返って満面の笑顔になります。老若男女、全ての方を幸せな気分にするイルミネーションのパワーはすごいと改めて感じています」。

寒さが続くこの時期は、気持ちを明るくしてくれるイルミネーションの世界を楽しんだ後、修善寺の名湯で心身を温める旅もいいだろう。そして、イルミネーションに代わって美しい花々が園内を彩る春夏の訪問も、ぜひお勧めしたい。

古き良きイギリスを再現した『イギリス村』。春になるとユニオンジャックをかたどった大きな花壇一面に花が咲く

『修善寺虹の郷サンクスイルミ2024~虹の咲く庭~』

開催期間

2025年3月30日(日)まで

開演時間

17:00~21:00(最終入園20:30)

サンクスイルミ入園券

大人:1,600円 小人:900円
※障がい者割、お得な前売り券あり

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訪日外国人から見た、修善寺虹の郷は 映える撮影スポット

修善寺虹の郷は、とても写真映えするスポットです。日本庭園や古民家、イギリス村、カナダ村など、いろいろな風景の中で撮影できるので、中国や韓国の観光客に人気があります。体験型アトラクション、夜のイルミネーションもあり、一日中楽しめます。

また修善寺は、昔ながらの温泉の町として知られています。その中でも、散歩道である竹林の小径は歩きながら日本の情緒を感じられます。

孫 江明(ソン コウメイ)さん
(中国浙江省出身)

アクセス

修善寺虹の郷

住所

伊豆市修善寺 4279-3

アクセス

・東名 沼津ICまたは新東名 長泉沼津ICより伊豆縦貫自動車道経由 約30分
・伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅南口から東海バス(虹の郷行き3番線) 約20分

お問い合わせ先

TEL:0558-72-7111(代)

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