フカボリ
学生の目線で静岡県で働く魅力を発信
2026年1月30日
様々な大学に在籍する大学生が、県内のキラリと光る企業を取材した企業情報誌「Shizuoka Job Palette vol.3」が発行されます。今回、制作に携わった下記三人の学生にお話を伺いました。
福知山公立大学4年:K.K
日本大学2年:M.Y
関東学院大学1年:K.Y
目次
1. 事業に参加したきっかけ
2. 企業取材の取り組み
3. UIターンや就職活動に対する意識の変化について
4. 終わりに
1.事業に参加したきっかけ
――早速ですが、まずこの事業をどこで知ったのか教えてください。
M.Y:私がこのプロジェクトを知ったきっかけはふじのくにパスポートという公式 LINEです。
K.Y:私は学生が企業と関われる活動ができるサイトのようなものをインターネットで探している中で見つけました。
K.K:きっかけは就職活動です。文章を書いたり、地域の魅力を発信したりするような職業に興味がありました。インターネットで当事業を知り、自分のスキルを伸ばしつつ、知識を高めていければと思い参加しました。
――K.Kさんは就職希望の業界を意識した上で参加されたのですね。他の2人はいかがでしょうか?
K.Y:私自身、地元である静岡と関わる取り組みをしたいと考えていたところ、企業情報誌を作る取り組みを見つけたというのが大きなきっかけです。学生として同じ目線で企業と関わるということをしたことがなかったので、今後のキャリアを磨くことや、目標を見定めていくためにも参加してみたいというように思いました。
――M.Yさんは「ふじのくにパスポート」の案内を見てということだったのですが、いかがですか?
M.Y:私も参加させていただきたいと思った理由は2つあり、一つは就職を考えるタイミングで、勤務地をどこにしようかと考えた時に、やはり地元の静岡だと安心できる土地だしいいなというのが理由です。

二つ目は昨年受けたインターンがきっかけです。そのインターンの経験から人の話を聞く仕事に興味を持ち、そういう仕事についてもっと知りたいと思った時に、ちょうどこの事業を知り、考えるきっかけになるかなと考え参加させていただきました。
2.企業取材の取り組み
――取材にあたってはどういった準備をされましたか?
K.K:まず共通質問と個別質問を作成しました。特に個別質問を検討する際に、取材先企業の基本的な情報を資料にまとめて、一緒に取材に行くパートナーの学生と共有し、質問を検討しました。読者の立場を意識しながら、なぜ静岡県で働きたいのか、という問いの答えのヒントとなるような回答を引き出せるような質問項目を考えました。
K.Y:事前にワークショップで効果的な写真の撮り方であったり、文章の書き方などを学びました。また、企業について事前にある程度調べ、プラスアルファの質問を 1、2個ぐらい自分で考えノートにまとめたりして、取材に行く前に見返すなどしていました。
M.Y:2人と重なる部分の他、主に二点準備をしました。一点目は共通の質問と個別の質問以外に自分自身で他の質問を考えたことです。共通の質問を終えた後にもし時間があればお聞きできるようにしました。二点目が初めの挨拶だったり、自己紹介だったり、取材の目的とカメラの撮影の許可をスムーズに伝えられるように練習したりと準備をしました。
――取材にあたって工夫された点はありますか?
M.Y:工夫した点はまず温かい雰囲気だったり、あまり緊張感がありすぎない雰囲気ということを心がけました。そのために簡単な質問から進めていくことだったり、笑顔で話すことなど基本的なことを意識しました。また、考えていた質問を更に深掘りできるように工夫しました。なかなか難しかったのですが、できるだけ社員の方の考えや想いを引き出せるようにしました。
K.K:取材を通じて、質問に対する回答は主に、会社の立場からの考えと、社員個人の考えの、二つに分けられることに気づきました。私は特に後者、すなわち取材対象の社員の方がどのような価値観や思いで働いているのかを深掘りしました。それを情報誌として発信することで、読んだ方が漠然とした企業イメージではなく、「人」を基準として就職活動に取り組めると考えたからです。

――人に焦点を当てた内容だと、他にない記事になって読み応えがあるかもしれないですね。皆さん取材をされてみて、いろいろ難しいことなどあったと思うのですが、いかがですか?
K.K:どうしても聞き手中心の質問となってしまいがちでした。本来は現場の生の声を聞き取る必要があったと思います。しかし、求めている回答に誘導してしまうような質問に偏ってしまっていたのではないかと心配しています。それが反省点だと感じています。
K.Y:企業に訪問して取材するというのが初めての経験だったので、どうしても緊張してしまい、上手に質問を行えなかったので、正しく意図が伝わっていたのかという不安はありました。一方で、直接企業の皆さんと関わったことで、実際に働いている方の雰囲気や空気感を肌で感じることができて、働くことって何だろう?というのが改めて理解できたのはとても良いことだったと思います。
M.Y:私も少し似ていますが、実際に取材してみて難しかったなと感じたのは、質問が相手にうまく伝わらない時に、質問を言い換えることです。自分自身が質問の目的だったり、意味についてしっかり理解できていなかったことが反省点だなと思います。同じような機会があれば、質問の目的や意味をしっかり理解した上でお聞きできたらいいなと思います。
――そういった学びを得られたというのは貴重な経験だと思います。
M.Y:学べたこととは少し別の話になってしまうのですが、サービス業と製造業の企業へ取材させていただきました。どちらも製品やサービスにすごく自信を持って提供されていて、自分自身もそういった企業で働きたいなというのをとても感じました。
K.Y:取材はやはり人と人で行うので、人と関わる上で大切なことは何かといった、言葉遣いだけでなく、所作だったり基本的なマナーのようなものを改めて学ぶことができました。また、それぞれの企業を見ていく上で、自身のスキルや技術だけではなくて雰囲気だったり、自分に合っている空気感のところを選ぶというのも大切なのかなというような学びも得られました。
K.K:取材から学んだことではなく、取材をさせていただいた企業様から学んだことという観点になりますが、私が担当した企業様の一つは、会社全体の「改善」を目的とした、個々の社員の活動を応援する取組をされているというお話を伺いました。それが社員自身の問題発見力を育むとともに、社員一人一人の働きがいにつながっているのではないかと感じました。そのような取組を見て、会社があって人がいるのではなく、社員一人一人の努力や考えがあって、はじめて会社が成り立っていることを学びました。
3.UIターンや就職活動に対する意識の変化について
――事業に参加する前、就職は地元でと考えていましたか?
K.K:私は大学入学前から生まれ育った静岡で働いて、地元の活性化に貢献したいという思いがありました。その思いは今も変わりません。
K.Y:私はどちらかというと帰れたら帰ろうぐらいの気持ちでいたのですが、活動をしてみたら、静岡の魅力をより知れたので、やはり静岡の企業がいいかなと考えるようになりました。

M.Y:私は活動前は希望勤務地に拘りはありませんでしたが、活動後は静岡県で働くことも視野に入れて、これから就職活動していきたいなと考えています。それだけではなくてセカンドキャリアの選択肢としても考えたいなと思ってます。
――例えば最初は関東圏で就職し、どこかのタイミングで帰ってくるというような、キャリアの選択肢が広がったということですね。
M.Y:はい、そうです。まずは大学で学んだことに関連する仕事をしたいと考えているのですが、都内の方がそういった企業が多いのも事実としてあるので、まずはそこでというようにも考えています。
K.Y:いろんな働き方があるなというのを改めて感じました。今までは就職して定年するまでずっと同じ企業で働いている人が多いのかなと思っていましたが、実際には都内から静岡に来ている人もいれば、二拠点居住で仕事している人もいて、いろんな働き方があるなというのは改めて感じることができました。
――静岡は首都圏に近いので、そういう働き方をされている方もいると聞きますね。将来のキャリアに対する考え方などで変化はありましたか?
K.K:私は、得意の文章を書くスキルを生かして、地域の魅力や情報を発信したいとの気持ちで当事業に参加しました。そして、この経験を生かす将来の道として、記者やライターしかないと考えていました。しかし、この身体をもって企業で働き、企業の成長に貢献することで会社の知名度やブランドが高まり、結果として、その地域の魅力発信にもつながるのではないかと考えるようになりました。
――取材を通して気になった企業の取り組みなどはありましたか?
M.Y:取材させていただいた企業で、業種や業界として私自身がこれまで全く考えてもいなかったところではあったのですが、働かれている方がすごく魅力的で、これまでは業種や業界で仕事を選ぶものと思っていましたが、同じぐらい一緒に働く人も大事だなと感じました。その企業の和気あいあいとした雰囲気がとても魅力だと感じたので、そこで働いてみたいと思わされるぐらいすてきな企業だなと思いました。
4.終わりに
――最後に、静岡県内で働くことのについての魅力をお話いただけますか?
M.Y:取材させていただいた企業のことになりますが、そこで働いてる方だったり、製品やサービスがすごく魅力的だったので、他の企業もきっと魅力的な企業だと思います。それ以外にも本当にたくさんの企業があるので、もっと知っていきたいなと思いますし、多くの人にそんな企業があるということを知って欲しいなと思いました。
K.Y:静岡が地元ですが、地元でも知らない企業や職種の方たちを取材を通して知ることができたので、すごく良かったというのと、静岡はやはり温かい雰囲気だなというのを改めてひしひしと感じることができました。身近な地元だからこそ、自分の強みなどを最大限生かすことができると思うので、あえて首都圏に行かずに、地元で自分の魅力とか静岡の魅力を再発見してもらいたいなと思いました。
K.K:静岡県は、物流拠点として重要だとよく言われます。私は「物」と同じように、「人」も集まりやすいと考えます。静岡県は、そのような「集い」の拠点になる可能性を大いに秘めていると思います。今後もっと多様な人が静岡県で出会い、化学反応を起こすことで、多くの企業が発展し、それが静岡県の活性化につながっていくことを期待しています。成長の可能性を秘めた地域で働くことは、将来への期待感や生きがいを持って働くことにつながると考えます。それが、学生である私から見た、静岡県で働く魅力です。
今回は三人の学生の皆さんにお話を伺いましたが、他の学生の皆さんも色々な企業に取材し、それぞれの思いを持って企業の魅力を引き出しています。是非ご一読ください。
