フカボリ

浙江料理を食べてみよう!(前編)

2022年4月25日

世界三大料理に数えられる中国料理。

広い中国のこと、「中国料理」とひと口に言っても、地域によって食材はさまざま、調理法や味付けも異なります。そんな中国で「中国八大料理」の一つに数えられるのが、今回ご紹介する浙江料理。

浙江省と静岡県の友好提携から40周年の節目を迎える2022年、浙江料理について教えていただきながら、実際に広聴広報課職員が試食してきました。

それでは、お腹の空くレポートにお付き合いください!

▽目次

■1.浙江省はどこにある?

■2.浙江料理ってどんなもの?

■3.お家でも楽しめる浙江料理

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

浙江省はどこにある?

まずは、改めて浙江省の位置を確認しましょう。

浙江省は、上海の南西にあります。残念ながら現在は運行を休止していますが、富士山静岡空港から杭州市や寧波市に直行便が出ています。

省都は、東方見聞録で「世界で最も美しい街」とされた杭州市。気候が温暖で降水量が多く、お茶やミカン、龍井(ロンジン)茶、紹興酒、金華ハムなど、さまざまな特産品があります。

…ん?なんだか静岡県の紹介をしているみたいですね。

地域外交課/静岡県・浙江省友好提携40周年ホームページ

 リンク先 https://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-130/sekkou40.html

浙江料理ってどんなもの?

さあ、浙江料理について見ていきましょう!

浙江料理とは、杭州、寧波、紹興、温州、金華など、浙江省を構成する各地域の料理の総称です。12~13世紀、南宋の都として栄えていた杭州に全国から多くの料理人が移り住み、その味が磨かれて来たんだそう。

代表的な料理は、豚バラ肉を青ネギ、ショウガと紹興酒でとろとろになるまで煮込んだ東坡肉(ドンポォロウ)。みなさんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。

▲本場の東坡肉は真っ黒な仕上がり

静岡県内で浙江料理と言えばこの人!ということで、公益社団法人日本中国料理協会東海地区本部長を務める、ホテルグランヒルズ静岡の中国統括料理長、津村豪(つむら たけし)さんにお話を伺いました。

▲浙江料理について、熱く語っていただきました

津村料理長

「日本では、浙江料理は上海料理の中に含まれて考えられることが多いです。味も近いですね。穀物が豊富なので、麦や餅米などをよく使います。黒酢もよく使いますね。象徴的なのは、蓮の葉をよく使うこと。香りをつけるためで、例えば、乾燥させた蓮の葉に包んだ鶏の蒸し焼き料理では、開く時にいい香りが広がります。」

「味は、必要以上に香辛料を使わず、素材の味を生かす料理で、甘いものが多いです。日本人の口に合いやすいと思いますね。発酵した調味料が多く使われます。食材も豊富で、地域としての特長が静岡と似ている印象があります。」

「グランヒルズ静岡『富翠珠』で私が提供している浙江料理は、浙江省の料理人と交流して作り上げたもので、本場の味を大切にしつつ、静岡の皆さんが召し上がりやすいようアレンジしています。ぜひ召し上がってみていただきたいですね。」

ぜひ!食べてみたいです!

少し浙江料理のことを知ったら、ますます興味が湧いてきました。

お家でも楽しめる浙江料理

お店で食べたい!けど、毎回ホテルまで行くのはなかなか難しいですよね。

そこで、「皆さんにもっと浙江料理を知っていただきたいから」と、津村料理長が家庭でも楽しめるお手軽レシピを紹介してくださいました。しかも、実際に作るところを取材させていただけることに!

レシピは地域外交課ホームページでご紹介しています。

地域外交課/静岡県・浙江省友好提携40周年ホームページ

 リンク先 https://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-130/sekkou40.html

まずは東坡肉(ドンポォロウ・杭州式豚の角煮)から。本格的に作る時は紹興酒だけで煮込むそうですが、今回は家庭用ということで、紹興酒は少なめ。できあがった料理も、お店で提供している料理に比べると色が薄い感じです。でも、いかにも美味しそうな香りが漂って、お昼をしっかり食べたはずなのに、お腹が空いてきます。

▲豚バラ肉とショウガ、青ネギで煮込みます。紹興酒と水でひたひたにした状態から煮詰めていきます。

次は豆鼓鮮魚(ドゥグゥシェンユイ・鮮魚の冷製豆鼓(とうち)風味)。現地では主に川魚を使うそうです。今回は日本でもなじみのある鮎を丸ごと使います。身がしっかりしている魚なら、切り身でも応用できます。少し手に入りにくいかもしれない豆鼓ですが、今は中国食材を扱うお店などで簡単に手に入るそう。これだけでぐっと本場感が増しますよね。

▲下処理をしっかりすると、生臭さが軽減されます

続いては、エビ好きの私が実は一番楽しみにしていた、龍井蝦仁(ロンジンシアレン・川エビの龍井茶(ろんじんちゃ)炒め)。今回は小エビを使います。

「シンプルな料理なので、エビの鮮度と下処理が大切。洗う作業は欠かせません」と津村料理長。洗った後の水分のふき取りもかなり丹念で、「そんなに?」と思っていたのですが、正にそこがポイントだったんですね。確かに、その後の工程を見ると、しっかり水分をふき取らないと、下味も衣もしっかりつかないな、と納得しました。

▲下味をつける時は、卵白が泡立つくらいしっかり揉み込みます

お手軽レシピとして紹介していただいたのは、以上3品。

と、ここで津村料理長から、「せっかくなので、家庭で作るのは難しいけれど、代表的な浙江料理も紹介したい」とのお言葉が!「ぜひ、お願いします!」ということで、2品ご紹介いただくことになりました。

後編では、インパクト大!だったそちらの料理と、今回レシピを紹介していただいた料理を試食してのレポートをお送りします。お楽しみに!

後編はこちら

 リンク先 https://fmc.pref.shizuoka.jp/article_post/2814/      

―――↓問い合わせ――――――――――――――――――――――――――

県広聴広報課 ☎054(221)2231 FAX054(221)4032

FacebookTwitterLine
記事一覧へ

最新記事

サムネイル

ベルテックス静岡のアスリートメシ「ベルメシ」とは?…

サムネイル

ベルテックス静岡のアスリートメシ「ベルメシ」とは?…

サムネイル

北川航也選手が海外でも続ける食トレ(後編)

過去の記事