フカボリ

静岡県のブランド食材「頂」がお弁当に!~こだわりメニューとお弁当に詰められた思いを取材!

2023年10月19日

10/17から、静岡県のブランド食材しずおか食セレクション「頂」(以下「頂」)を使ったお弁当が、キリンビバレッジ×静岡ガス×天神屋で共同開発され、天神屋さんから販売されることになったとの情報が!

「天神屋」といえば、静岡おでん、たぬきむすびなど、静岡県民おなじみのお弁当屋さん。どんな食材が採用されて、どんなメニューになったのか、期待大です!

おいしそうなにおいを嗅ぎつけた、広聴広報課の職員が取材に行ってきました。

【しずおか食セレクション「頂」】
多彩で高品質な静岡県の農林水産物の中から、全国や海外に誇りうる価値や特徴等を備えた商品を、県独自の認定基準に基づいて厳選の上、しずおか食セレクションとして認定。愛称を「頂(いただき)」とし、富士山頂をイメージさせる品質の高さと、大地の恵みをいただくという意味が込められている。
↓詳しい認定基準や、認定商品はこちら↓
https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/shokogyoservice/shokunomiyako/1052213.html

▲「頂」弁当の発表会の様子

目次

1 「頂」弁当、気になるメニューは?
2 開発者に聞く「頂」弁当のこだわりポイント
3 静岡県と民間企業3社がなぜお弁当の共同開発を?
4 企業も注目する、静岡県の食の魅力

「頂」弁当、気になるメニューは?

お弁当のメニューはこちら!

〈メニュー〉
 ○“さわやか富士の鶏”を使った酢鶏
 ○“ホホホタケ”のカレー風味天ぷら
 ○“午後の紅茶おいしい無糖”を使った紅茶風味のトマトピラフ
 ○食感が楽しめる煮物
 ○漬物
※しずおか食セレクション「頂」認定食材

▲「頂」弁当の中身
▲お弁当の特徴が一目で分かるパッケージ。「頂」の文字もこんなに大きく!

「頂」認定食材の中から、さわやか富士の鶏(青木養鶏場)と、ホホホタケ(大井川電機製作所)の二つが採用されました。
彩りもきれいでおいしそう!

試食をした人からは、「冷めていても、お肉が柔らかくておいしかった」「紅茶で炊いたピラフはさっぱりしていて、女性ウケもよさそう」「ホホホタケのコリコリとした食感が楽しい」と高評価です!

▲さわやか富士の鶏
▲ホホホタケ

2 開発者に聞く「頂」弁当のこだわりポイント

「頂」弁当の開発を担当された、天神屋 商品企画部 課長 中山さん(食の都づくり仕事人)にこだわりや苦労した点をおうかがいしました。

-お弁当のこだわりポイントを教えてください。

-中山さん

“さわやか富士の鶏”を使った酢鶏は、冷めてもお肉が柔らかくさっぱりと食べられるように仕上げました。

“ホホホタケ”のカレー風味天ぷらは、コリコリとした食感を楽しめるようにしています。通常のきのこと違って、ホホホタケは加熱しても水分が抜けにくいという特徴を生かしています。
また、味付けは天神屋の人気商品カレー味のシュウマイの味付けを採用。みんな大好きなカレー味なので、おいしいこと間違いなしです。

-苦労した点はありますか?

-中山さん

本当はお弁当を「頂」認定食材で埋め尽くしたかったのですが、難しかったです(笑)
「頂」を使った上で、お弁当として皆さまに手に取っていただきやすい価格帯に抑えるのに非常に苦労しました。

また「頂」はブランド食材ですから、生産量や販売期間が限られている食材が多いです。今回はお弁当という大ロットでも対応できる食材を使いつつ、お値段も抑えられるように、何度も試作を繰り返しました。

まずはこのお弁当で『静岡県に「頂」というブランド食材がある』ということを知ってもらうきっかけになったらいいと思っています。

そして、「頂」食材や静岡県産品をもっと楽しみたいと思っていただいた方は、ぜひ天神屋の「しずおかおせち」をご注文ください(笑)そちらでは、もっとたくさんの「頂」や静岡県産食材を使っています。

▲左から天神屋 取締役販売本部長 小板さん、天神屋 商品企画部 課長 中山さん

※ふじのくに食の都づくり仕事人
静岡県産の食材を積極的に活用し、本県の農林水産業や食文化の振興に貢献している料理人や菓子職人

3 静岡県と民間企業3社がなぜお弁当の共同開発を?

ところで、なぜ、3社で静岡県が認定する「頂」食材を使ったお弁当を共同開発することになったのでしょうか。

今回の企画の発案者であるキリンビバレッジ 静岡営業部 部長 西野さんにおうかがいしました。

-西野さん

当社ではCSV(Creating Shared Value)視点から、静岡県の魅力や資産を活用し、行政や企業の皆さまと連携しながら、ブランド育成、持続的成長につなげる取り組みをしています。

その一つとして、2018年から静岡ガスさんの料理教室スタッフの方に「頂」と当社の飲料を使ったレシピを開発していただき、静岡ガスさんのショールームで料理教室を開催してもらっています。

「頂」を知っていただくとともに、当社の飲料を食材の一つと楽しんでいただく良い機会となっています。

▲静岡ガス ショールームで開催された「頂」×キリンビバレッジの料理教室の様子。参加者からも好評で、毎回満席になってしまう人気料理教室。

今回は、静岡ガスさんと、新たに天神屋さんにもお声かけし、「頂」弁当が完成しました。天神屋さんのご尽力で、とてもいいものができました!

お弁当になって「頂」をより多くの人に楽しんでいただけると思います。

ちなみにお弁当に入っている「紅茶風味のトマトピラフ」は、以前の料理教室で静岡ガスの料理教室スタッフの方に作っていただいたレシピが元になっているんですよ。

-なるほど!

「頂」弁当は、静岡の食材やその魅力を知ってほしいという3社の思いが合わさって完成したお弁当だったんですね。

静岡愛がぎゅっと詰まっています。

▲左から静岡ガス お客さまデザイングループリーダー 池田さん、静岡県マーケティング課 課長 伊藤さん、天神屋 取締役販売本部長 小板さん、キリンビバレッジ静岡営業部長 西野さん

4 企業も注目する、静岡県の食の魅力

今回、キリンビバレッジさん、静岡ガスさん、天神屋さんに注目していただいたように、静岡県は日本一高い富士山や日本一深い駿河湾をはじめとする多様な風土に恵まれていて、農林水産物の豊富さでは全国トップクラスの「食材の王国」です。

おいしい食材がたくさんあり、「頂」に認定されているものだけでも192商品あります。

今回お弁当として、皆さんに楽しんでいただける、「頂」認定食材は二つですが、このお弁当をきっかけに、「頂」をはじめとするおいしい静岡県産食材をもっと知りたい、食べてみたいと思っていただけたら、うれしいです。

お弁当の販売期間は売れ行き次第とのことですので、気になる方はぜひお早めに!!

▼こちらもおすすめ

○現在開催中!「食の都しずおかレストランフェア」
ふじのくに食の都づくり仕事人(簡単に言うと静岡県産食材をたくさん使っておいしい料理を作ってくれるシェフです!)が考案した期間限定特別メニューが食べられます。
https://fujinokuni.shokunomiyako-shizuoka.pref.shizuoka.jp/shigotonin/

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