フカボリ
バスケでつながる街づくりと夢づくり
2024年10月25日
1.今、バスケットボールが熱い!
静岡県は、自然豊かで温暖な気候に恵まれ、スポーツ文化が盛んな地域です。特にサッカーや野球などのスポーツが根強い人気を誇りますが、近年、バスケットボールへの関心も高まりを見せています。
静岡県のバスケットボールシーンは、小学校のミニバスや中学校高校の部活動、またクラブチームによる活動が中心ですが、そのレベルは年々向上しています。特に、高校バスケットボールでは、全国大会での上位進出を果たすチームが現れるなど、静岡の若い世代が全国的にも注目されています。
また、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の存在も静岡におけるバスケットボールの普及に大きく貢献しています。Bリーグは、地域密着型のクラブ運営を目指しており、各地域のファンが地元チームを応援することでスポーツ文化の醸成を図っています。静岡には2018年に「ベルテックス静岡」が誕生し、今季はB2昇格2年目を迎え、今後の成長が期待されています。彼らの活躍は、静岡県内でのバスケットボール人気をさらに押し上げ、子どもたちの憧れの存在となりつつあります。
2.スポーツで、日本一ワクワクする街へ
このベルテックス静岡は、バスケットボールだけでなく「人づくり、街づくり、夢づくり」という理念のもと、自治体や多くのパートナー企業と連携して地域活性化に取り組んでいることはご存じでしょうか。
昨年、ベルテックス静岡の試合運営やイベント開催、商品開発などを通じて、大学生に地域の魅力を知る機会を提供し、卒業後に「静岡」に住み続けてもらうことを目指すプロジェクト「ベルカレッジ」を開始しました。
ベルカレッジは常葉大学や静岡大学、静岡英和学院大学などの複数の大学が参加するインカレサークルのように活動しています。ベルテックス静岡では、バスケットボールの試合運営だけでなく、幅広く事業展開する特長を生かし継続的なイベントの企画、商品開発など学生のさまざまなアイデアの実現を後押ししています。
クラブ運営会社株式会社VELTEXスポーツエンタープライズでベルカレッジを立ち上げた畠山祐輔さんは、「この活動を通じて、学生たちが静岡県を誇りに感じ、将来、就職などで静岡県に戻ってくるきっかけになってくれれば」と期待を込めます。
こうした活動は、静岡県におけるバスケットボールと地域の結びつきを強化するだけでなく、若者が地元に根付くきっかけを作る大きな役割を果たしています。学生が地域の企業と連携し、イベントやプロジェクトを成功させることで、地域全体の経済活性化にもつながるでしょう。
静岡のバスケットボールの未来は、地域全体でのバスケットボール文化の醸成が鍵を握ると言えるでしょう。地元のチームを応援することはもちろん、学校やクラブチームの活動を地域社会が支援する体制が整えば、より多くの才能ある選手が生まれるはずです。また、将来的には静岡から、全国的にその名を轟かせる選手を輩出する日も遠くないかもしれません。
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