フカボリ
ひかりんちょのフカボリ!清水港に大迫力の大型クルーズ船が寄港!
2024年12月20日
みなさんこんにちは!ひかりんちょです。
わたしは今、静岡県在住ということもあり、静岡県のことをたくさんの人に伝えるお手伝いをしています。そんなことで今回の「フカボリ」はわたくし、ひかりんちょがお送りしま~す。
さて、県民だより12月号の特集「インフラがつなぐ、地域の未来」の中で、新たなにぎわいを生み出す清水港をご紹介しました。今日は、その清水港に「大型クルーズ船が来ている!」ということで、早速、清水港日の出ふ頭に行ってきました。「県民だより」12月号と併せてご覧ください。
県民だより12月号 https://www.pref.shizuoka.jp/kensei/pr/johoshi/kenmin/1061761/1067355/index.html
目次
- 清水港日の出ふ頭と大型クルーズ船
- クルーズ船の受入と誘致について伺いました
- 地元小学生による出航おもてなしイベントがありました
- 清水港エリアの活性化に向けた静岡県の今後の取り組みなど
- 周辺施設 清水マリンターミナルと清水マリンビル
1.清水港日の出ふ頭と大型クルーズ船
清水港日の出ふ頭にやって来ました!この辺には、何度か来たことはあったのですが、いつもエスパルスドリームプラザ止まりで、こちらの岸壁の方まで来るのは初めてです。今日は、天気が快晴で駿河湾の向こうに富士山が見えて感動です。
大迫力の大型クルーズ船が停泊
停泊している船にだんだん近づくにつれてすごく大きな建物のようで、びっくりです。初めてクルーズ船を間近で見たのですが、すごく大きくて圧倒されました。大きなホテルのようで海に浮かんでいるのが不思議。なかなか、大型のクルーズ船を近くで見ることはないので、貴重な体験です。
クルーズ船の近くに露店が何店舗が出ていました。お茶や着物、和雑貨など、船で来た外国のお客さんに日本のおみやげなどを売っているそうです。
着物のお店では外国の方がお買い物を楽しんでいました。大型のクルーズ船が来るときに合わせてお店を出しているそうです。
2.クルーズ船の誘致について伺いました
今回、清水港客船誘致委員会事務局(静岡市)の谷津倉さんに、クルーズ船の受入と誘致について、お話を伺いました。
ー寄港時、普段どのようなことを行っているのですか
私たち客船誘致委員会では、いらっしゃった乗員乗客の皆さまへの対応をしています。
英語を話される方が多いので、英語の通訳ボランティアさんが常駐する案内所を設置します。岸壁には案内看板をいくつか設置しています。
大きな船が来るときには、シャトルバスを運行するので、バス停を準備したり、運行会社さんとの調整を行ったりします。また、乗客や乗員の方が安全に移動できるよう、段差がないかをチェックする作業なども行っています。
さらに、毎回ではないんですが、船の入港や出港の際に、歓迎やお見送りのパフォーマンスを行ってくださる団体さんがいらっしゃるので、その方々とのやり取りもあります。
そして、荒天でなければ船の出港時に花火を打ち上げています。今日は花火もご覧いただけると思いますので、ぜひ楽しんでいってください。
―大型クルーズ船の来航により、街のにぎわいという点でどのような変化を感じますか?
だんだん清水港に船が寄港する機会が増えてきていて、大きな船が来る回数も少しずつ増えていると感じます。それに伴って、船を見に来る市民の方々も増えてきたなと感じていて。
特に、今年の10月14日には今年最大のクルーズ船が来航しました(下写真)。その際には芝生の緑地エリアで大きなお祭りを開催して、外国人の船のお客様にも日本人の方にもとても楽しんでいただけました。さらに、清水駅前の商店街もとてもにぎわっていたと聞いています。そういったところが、この大型クルーズ船の来航による大きな変化だと思います。
ー地元の皆さんで歓迎して、一緒に盛り上がったんですね。楽しそうですね。
乗船客の方に、ここはぜひ見てっていうポイントなんかあったりしますか。
やっぱり一番の売りは富士山ですね。富士山が見える日は、ぜひその美しい景色を楽しんでいただきたいです。ただ、残念ながら富士山が見えない日もあるので、そういう時は「みほしるべ」(静岡市三保松原文化創造センター)をお薦めしています。富士山が見えなくても十分きれいな景色を楽しめますからね。
それから、清水はマグロがとても有名なので、河岸の市もお薦めです。新鮮な海の幸を楽しめますよ。
ー清水ならではの見どころが色々ありますものね。ありがとうございます。
クルーズ船は、今年はどれぐらい来たんですか?
今年度の4月から来年の3月までで大体90隻くらい来る予定です。天候の影響などで若干減ることもあるんですが、それでも多くの船に来ていただいています。
ー来年3月までで90隻! すごいですね。
来年度は、100隻超えるかもしれないです。
ーどのぐらいの頻度で来るんですか。
頻度は季節によって違います。例えば、3月や4月は桜のシーズンなので、とても多くて何日かおきに来ることもあります。冬の時期になると寄港数が減るんです。
―寄港の予定はどこで知ることができるんですか。
清水港客船誘致委員会の公式ホームページとInstagramで最新の寄港スケジュールを公開しています。ぜひチェックしてみてください。
清水港客船誘致委員会ホームページ http://www.shimizu-port.jp
―なぜ大型クルーズ船を清水に呼ぶのか、詳しく教えてください。
誘致活動として船会社さんに「清水港に来てくださいね」とお声掛けをする活動をしております。その中で、特に船のサイズに関係なく「来てください」とお声掛けしているので、特に大型船にこだわっているわけではないんです。
ークルーズ船のサイズは問わずに、呼ぶ理由みたいなのってあったりしますか。
やはり、清水の街を楽しんでもらいたいというのが一番の理由です。地元の皆さんも外国のお客様と触れ合う機会が増えるので、それも大きな魅力ですね。
―外国の方に静岡を知ってもらうために工夫していることはありますか?
清水港に寄港するクルーズ船はほとんどが外国船なので、日本語だけでなく英語、中国語での案内も必要になります。そのため、「SHIMIZU EXPLORER(清水エクスプローラー)」という冊子を作って、清水港から行ける観光地の案内を分かりやすく提供しています。写真や地図を使って、外国の方でも行きたい場所に行けるように、冊子を作っています。
―先程もおっしゃっていましたが、岸壁の緑地でお祭りもやったりするんですね。
お祭りは今年1回やりました。来年もチャンスがあればやりたいなというお話は出てます。
ー悔しい、来たかったです。
またインスタでも告知します。ぜひいらしてください。
ーお忙しいところ、いろいろ教えていただきまして、ありがとうございました。
3.地元小学生による出航おもてなしイベントがありました。
大型クルーズ船が来る際は、地元の皆さんによるさまざまな歓迎イベントが行われているということで、本日は、地元清水の小学生によるかっぽれと手旗によるお見送りのパフォーマンスが行われました。
船が岸壁から出ていく時には、お互いに手を振ってお別れの挨拶をするなどちょっとした国際交流を楽しみました。
4.清水港エリアの活性化に向けた静岡県の今後の取り組みなど
最後に、清水港エリアの今後の取り組みについて、県港湾振興課の杉本さんに伺いました。
―清水港の活性化に向けた今後の取り組みについて教えてください
駿河湾フェリー乗り場について、来年度に江尻埠頭(清水駅東側)への移転を予定しています。これまで日の出埠頭にあったフェリー乗り場を清水駅近くの江尻埠頭へ移転することで、清水駅周辺エリアの更なる活性化につなげるとともに、日の出埠頭におけるクルーズ船受入の効率化を見込んでいます。現在は、移転に向けて岸壁工事を実施しています。
また、日の出埠頭の貨物用上屋(倉庫)を改装し、旅客向けに待合機能等を備えた施設の整備を予定しています。
県としても、清水港が物流の拠点としてだけではなく、地域のにぎわいを創出するエリアとして持続的に発展していけるよう、市や民間企業と連携して取組みを進めていきたいと考えています。
5.周辺施設 清水マリンターミナルと清水マリンビル
清水マリンターミナルの1階は、駿河湾フェリーの待合所とマリンギャラリーなどがあります。
清水マリンビルの7階からは、岸壁もよく見えますね~。
取材を終えて
初めて、間近で見る大型クルーズ船は、とても大きく迫力満点でした。
乗船客と思われるたくさんの外国の方がいるのを見て、静岡(清水)のいいところをたくさん教えてあげたいと思いました。
クルーズ船が来ることで、多くの外国の人が静岡に来て、観光やお買い物を楽しんでいることや、歓迎イベントがあったりクルーズ船を見学に来る人などで、多くの人が清水港に来て、この地域がにぎわうことを知りました。
また、今回の取材で、クルーズ船の誘致には、県や市、地域の人などたくさんの人が関わっているのだなと知ることができました。今度は、ぜひプライベートでまた来たいと思います。
最後に、わたしもいつか優雅に船旅をしてみたいなんて思いました!
<取材時に停泊していたクルーズ船の概要>
船名「ノルウェージャン・スピリット」
●総トン数:75,904t ●全長268.60m ●型幅:32.20m ●喫水:8.42m
●初就航:1998年 ●船籍:バハマ ●乗客定員:2,032人 ●乗組員数:904人
●客室数:1,025室 ●運航会社:ノルウェージャン・クルーズライン(アメリカ)
●クラス:スタンダード ○清水港寄港実績:令和6年11月25日以来、8回目
清水港客船誘致委員会ホームページ http://www.shimizu-port.jp
県港湾局Instagram https://instagram.com/shizuoka_portandharbor?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==
県民だより12月号 https://www.pref.shizuoka.jp/kensei/pr/johoshi/kenmin/1061761/1067355/index.html
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