フカボリ
献血に行ってみよう!~はたちの献血キャンペーンを機に若年層の献血者アップを目指す~
2026年2月20日
みなさんこんにちは!学生特派員の吉村真央です。
突然ですが皆さんは献血に行ったことはありますか?私は興味はあったのですがこれまで行ったことがありませんでした。現在、1月1日から2月28日まで、「はたちの献血キャンペーン」が行われております。若年層をターゲットに献血者を増やすことを目的としています。
そこで今回はキャンペーンに合わせて、静岡市葵区にある献血ルーム・あおばに取材に行ってきました。献血に関する基礎知識から、実際の献血の流れを皆さまにお届けします。
目次
1.献血とは?
2.献血に行ってみよう!でも最初に何をすればいいのかな…?
3.献血センターに行ってみよう! 実際に献血ルーム・あおばに行ってきました!
4.イベントも定期的に開催中!気軽に献血をして景品をゲットしよう!
5.気軽に献血へ! ~献血に行ってみよう~
1.献血とは?
今回の記事のテーマである「献血」ですが、そもそも献血とは何なのでしょうか?ここからは献血の基礎知識を皆さんにお伝えしていきます
①そもそも献血って?何のためにするの?
献血とは、病気の治療や手術などで輸血や(※)を必要としている患者さんのために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。輸血に使用する血液は、まだ人工的に造ることができず、長期保存することもできません。また、血漿分画製剤の一つである免疫グロブリン製剤の必要量が、近年急激に増加しています。そのため、献血を行い、輸血等に必要な血液を確保する必要があります。
※血漿中に含まれる血液凝固因子、免疫グロブリン、アルブミンなどのたん白質を抽出・精製したもの
②献血の課題
日本国内では、少子高齢化などの影響により、主に輸血を必要とする高齢者層が増加し、若い世代が減少しています。10~30代の献血協力者数はこの10年間で27%(2014年 約219万人→2024年 約160万人の約59万人)も減少しており、少子高齢化が今後ますます進んでいくと、血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代の献血への理解と協力が必要となります。今回の「はたちの献血キャンペーン」も若年層の方々の献血者数増加を目的としています
2.献血に行ってみよう!でも最初に何をすればいいのかな…?
ここまで軽く献血の意義や課題について見てきました。少し献血に興味が出てきたり、行ってみよう!と思われた方がいるかもしれません。でもどこでできるのか、何か必要な物があるのか、時間は…などなど気になることがあるのではないでしょうか。私も、これまで献血に行ったことがなかったのですが、これらの理由が少なからずあったように思えます。
そこで、この章では献血までの流れや疑問について一つずつ解説していこうと思います。
①献血にはどんな種類があるの?
一つが全血献血です。これは400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血する方法です。日本赤十字社では、400mL献血を推奨しており、献血基準を満たした方には400mL献血のご協力をお願いしています。この献血方法は献血ルーム、献血バスどちらでも可能で、採血は10分ほどで終了します。ですが、400mL献血の場合、年に献血ができる回数は男性3回以内、女性2回以内と決まっています。
もう一つが成分献血です。これは血小板成分献血と血漿成分献血があり、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、赤血球を再び体内に戻す方法です。そのため成分採血は全血献血と比較して身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血していただける特長があります。献血ルームのみで献血可能で、体格などにより個人差はありますが40分から90分ほど献血にかかります。
上記、全血献血と成分献血を組みあわせていただくことで、年間を通してより多く献血にご協力いただくことができる「ダブル献血」が推奨されています。
もしどの献血方法にするか迷っていても大丈夫。医師や看護師の方とお話をしてその時の体調に合わせて無理なく献血できます。
ダブル献血のスケジュールパターンなど、詳細はこちら
令和8年3月1日~30日はダブル献血キャンペーンも開催します!
②献血ってどこでできるの?
献血は主に、献血ルーム、献血バスでできます。
献血ルームは全国で116箇所設置されており、献血バスは全国で276台保有されています。静岡県は浜松市、静岡市、駿東郡清水町の3箇所に献血ルームがあります。献血バスは定期的に運行されており、以下のリンクより、静岡県内のバスの運行日程が確認できます。また、大学や高校に献血バスが赴くこともあり若者の献血のきっかけづくりとしても献血バスの役割は大きくなっています。
静岡県内の献血バス運行情報
3.献血ルームに行ってみよう! 実際に献血ルーム・あおばに行ってきました!
ここからは献血の流れを、献血ルームでの見学を通して、写真とともに皆様にお伝えしていきます!
1 献血受付

身分証明書などのご提示をお願いして本人確認を行い、献血の副作用やいただいた血液の利用目的などについて同意をいただいた上で、献血にご協力いただきます。なお、すでに献血経験のある方は受付の一部を省略できる場合があります。受付の際に記載していただく個人情報(住所・氏名など)は、厳重に管理されており、外部に流出する恐れはありません。
また、日本赤十字社の「ラブラッド」という献血アプリで会員登録を行うとそこから日時と場所を設定して献血予約ができます。
2 体重測定/質問への回答
献血種別の選択、適正な採取量を算出するため、献血前に体重測定を行います。また、患者さんが安心して輸血を受けるため、献血いただく方の健康状態に関する質問に回答していただきます。その後問診に移ります。受付と待合スペースには鍵付きロッカーが多数用意されており、いらない荷物は預けて身軽な状態で献血することができます。

3 問診/血圧・脈拍測定/体温測定

回答いただいた内容に基づき、問診、血圧・脈拍測定及び体温測定を行います。具体的には、先ほど答えた内容に基づいて現在の体調や服薬している薬がないかを聞きます。そこで今日献血ができるかどうかを一緒に考えていきます。なお、問診内容のプライバシーは厳重に保護されますので、正確に回答しましょう。
4 ヘモグロビン濃度測定/血液型事前検査

少量の血液を採取し、ヘモグロビン濃度が採血基準を満たしているかどうかの測定や血液型の事前検査などを行います。成分献血の場合は、血小板数の測定も行います。献血後は安静が求められるため、献血後の予定をここで確認し、睡眠や食事はしっかりとってきたかを看護師さんとお話ししながら確認していきます。
5 採血

採血ベッドに横になり採血を開始します。採血針を刺したとき、チクッと痛みを感じますが、すぐに痛みは和らぐそうです。もし痛みが続いたり、体調が悪くなったりなど何か体に異変があれば近くに看護師さんが多数いるため、すぐに対応いただけます。また、看護師さんも献血者に定期的に声をかけて体調に気を配ってくださるので、安心して献血に臨めそうな雰囲気でした。
採血時間は、全血献血で10~15分程度、成分献血は採血量に応じて40~90分程度時間がかかります。そのため飲み物を持ち込んで、無料貸し出しの漫画や本、雑誌を読むなど、リラックスした状態で献血ができます。ベッドにはテレビも備え付けられているため、自分の好きなスタイルで献血ができます。
また、採血針や採血バッグは一人ひとり新しいものを使用していますので、献血によりウイルスに感染する心配は全くありません。

実際に献血ベッドに寝かせていただきました。リクライニング式で心地がよかったです。
6 休憩(献血終了)


献血後には、休憩場所で十分に水分補給をしていただき、少なくとも10分以上の休憩を求めています。休憩スペースには自動販売機が用意されており、無料でお好きな飲み物を飲むことができます。また、トイレに行かれる場合も、あらかじめ十分に休んでいただくことをお願いしています。
また採血終了後は、記念品もしくは自動販売機のアイスクリームどちらかをもらうことができます。記念品は定期的に変わります。取材日はオリジナルタオルが記念品となっていました。
7 献血後の注意
献血後、ごくまれに急な血圧変化により気分不良になる場合があります。トイレや階段・戸外での歩行などには特に注意が必要です。気分が悪くなった場合や、針を刺した部位に痛み、しびれなどが残る場合は、すぐに職員(あるいは血液センター)に知らせるようにしましょう。
ここまでが主な献血の流れになります。
4.イベントも定期的に開催中!気軽に献血をして記念品をゲットしよう!
待合スペースの一角には、月ごとや長期にわたって行われているイベント情報が記載されていました。訪問させていただいた時期は占い師による占いを受けることができ、ぬいぐるみがもらえるキャンペーンが行われていました。「献血だ。誰かの役に立たないと」と身構えずに、「記念品もらいたいな~」くらいの軽い気持ちで献血に行ってみてはいかがでしょうか。

5.気軽に献血へ! ~献血に行ってみよう~
静岡県赤十字血液センターの牧野さんと藤森さんにお話を伺いました。献血に対する不安や疑問についてお二人にお聞きしてきました。
―――お二人が勤める血液センターと、献血ルームとの違いはなんでしょうか。
簡単にいうと献血ルームは、実際に献血を行う場所です。一方、血液センターは、献血によって集められた血液を医療機関に供給する機能を備えており、県内で供給ができる施設は伊豆の供給出張所を含めて4か所設置されています。血液センターでは、その他にも献血バスの管理、献血推進イベントの企画を考えたりしています。
―――献血というと社会貢献のイメージがありますが、他にも献血をするメリットはありますか。
まずは、記念品をもらえるところですかね。また、献血をしたら検査サービスというものがあって、生化学検査では7種類、血球計数検査では8種類の項目について検査して、結果をお知らせしています。健康管理も手軽にできます。
―――これから初めて献血される方に向けて、何か気をつけることや伝えたいことなどはありますか。
初めての献血でも身構えずに献血ルームにお越しいただいたら、スタッフがサポートします。献血のアプリから未経験者の方もご予約いただけます。
心配なことがあったとしても、お話をしながらリラックスして献血ができますので、心配なさらず気軽に足を運んでいただけたらうれしいです。もし今服用しているお薬があれば名前を控えておくか、お薬手帳をご持参いただくとスムーズに受付できます。心配なことがありましたら、あらかじめ聞いていただいて疑問を解消していただけたらと思います。
あとは気をつけることと言ったら、体調管理です。前日はしっかりと食事をとり、十分な睡眠をとってきてください。
――――最後に今現在「はたちの献血キャンペーン」が行われています。若い世代の方はもちろん、これから初めて献血をされる方々にメッセージをお願いします。
「なにか人助けをしなきゃ」とか「社会に貢献しよう」と、献血に行く理由を固く考えないで大丈夫です。「この景品ほしいなー」とか「無料で飲み物飲みたい!」「マンガ読みたい!」くらいの軽い気持ちで来てください。心配なことがあってもスタッフや看護師がサポートしますので安心してお越しください。皆さんが献血に来てくださるのを楽しみにしています!
私は献血に行ったことがなかったのですが、今回の取材を通して案外リラックスして献血できそうだと知ることができて、安心しました。今回は残念ながら実際に献血する時間が取れませんでしたが、また、行ってみたいと思います!皆さんもぜひこの記事を読んで、「献血って案外怖くなさそうだな。行ってみよう!」と思ってくださったら幸いです。
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