- しずおか絶景(ふじのくに)
【大瀬崎の神池】神秘に包まれた地上の神界
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上空から撮影した大瀬崎の神池。かつて海底から隆起した時は島だった。楽器の琵琶に似ていたため琵琶島と呼ばれていた。
国指定天然記念物
伊豆半島ジオパーク
伊豆七不思議
伊豆半島北西端から約1km海に突き出す沼津市の大瀬崎(おせざき)。その先端にある大瀬神社の神池は神が宿る霊池といわれる。上空から眺めると、まるで天を映す鏡のようだ。
伝承によると大瀬崎は、白鳳13(684)年の大地震で海底から現れた島が始まりとされている。いにしえの人々はその島が、地震で海没した土佐国から神が引いてきた土地だと信じ、大切に祭ったという。そして神から授かったその池を、神池と名付けた。
直径約100mの池の海抜は約1m。海からの距離は近いところで20mしかなく、海が荒れると海水が流れ込む。それにもかかわらず池の水は淡水で、不思議なことに増水しても自然と元の水位に戻っていくそうだ。
さらに、伝説はこれだけにとどまらない。この池に、直線距離で37kmほど離れた富士山の湧水が流れ込んでいるいう説がある。沼津市原地区で田植えをすると、その影響を受けて池の水が濁るというのだ。しかし、池は神域。調べることができないため、いまだ神秘に包まれている。
池や本殿を守るように群生しているのはビャクシンの樹々だ。その数は約120本。国の天然記念物に指定されている。風雨によってねじれ曲がった姿は、自然の盆栽のようだ。
約30年間神社を見守る野村芳照宮司は、「樹の一本一本に神が宿っている。手を当てて、千年を超える生命の息吹を感じてほしい」と語った。
こうした手つかずの自然は、地域ぐるみで守られてきた。神池の昔話を演劇で親しみ、小学校では「大瀬学習」として大瀬崎の歴史・文化を尊ぶ。その子どもたちが親となり、子へ、孫へと語り継いでいく。大瀬崎の美しい景観を守るための取り組みこそ、奇跡を未来に伝える営みだ。
アクセス
大瀬崎(おせざき)の神池
| 住所 | 静岡県沼津市西浦江梨 |
|---|---|
| アクセス | ・JR沼津駅よりバス約80分 ・東名高速道路沼津ICより約50分 |
| お問い合わせ先 | 大瀬神社社務所 TEL:055-942-2603 |
| 大瀬神社拝観時間 | 7:30頃~15:00頃(土日は16:30頃まで) |
| 大瀬神社拝観料 | 中学生以上100円、小学生50円 |
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