しずおかWELL-BE+ Vol.4

いつでも淹れたてのお茶が飲める|『お茶旅®茶こし』

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茶どころ掛川で茶の加工、販売を手掛ける株式会社木村園。三代目にあたる代表取締役の木村徳彦さんが開発したカプセル型の『お茶旅®茶こし』が、「2024グッドデザインしずおか特別賞」を受賞し、注目を集めている。

「休日には夫婦で景勝地などを訪ねることが多いのですが、水筒にお茶を入れて出かけても時間がたつと味が落ちてしまいます。外出先でも、日頃飲んでいるような淹れたてのおいしいお茶を飲む方法はないかと考えたのが、開発のきっかけです」と、木村さん。

開発のポイントは、茶葉が水筒の中で伸び伸びと開き、十分に旨味が出せること。そこで思いついたのが、水筒に入れる茶こしを縦長のカプセル型にするアイデアである。そして茶葉を入れてから数時間後に、急須で淹れた直後のようなお茶の味を出すために、じっくり時間をかけて旨味を抽出する“氷出し冷茶”の手法を用いた。

株式会社木村園、三代目にあたる代表取締役の木村徳彦さん
「外出先でも気軽においしい静岡茶を飲んでほしい、おいしいお茶があれば旅も一層楽しくなる。そう考えて『お茶旅®茶こし』という商品名をつけました」と話す

木村さんは約3年前から3Dプリンターでカプセルの試作に取り組み、市販の水筒やタンブラーを多数取り寄せて、カプセルのサイズが内径に合うように調整を重ねた。そして数十回の試作を経て、さまざまなメーカーの水筒に合う汎用性の高いカプセルが誕生した。

「お茶屋だからこそ、水筒よりも、茶こしにこだわる発想が生まれたのだと思います。『お茶旅®茶こし』を使って、多くの人々にお出かけ先でも手軽に上質な静岡茶、掛川茶のおいしさを味わっていただきたいです」と、木村さんは語る。

各種メーカーの水筒やタンブラーを多数取り寄せて内径のサイズや形状を調べ、汎用性の高いカプセルを完成させた
ベストな形状のカプセルを作るために3Dプリンターで数十回の試作を繰り返した
カプセルは紅茶やウーロン茶、ハーブティーなどいろいろなお茶に対応できる。氷出しだけではなく、水出しやお湯出しも楽しめる

『お茶旅®茶こし』を使用した氷出し茶の作り方

茶葉と氷を入れ、シェイクしたカプセルを水筒に入れて、お好みで適量の冷水を注ぐ。数時間おいて出来上がり。氷から溶け出す水滴で一枚一枚の茶葉がゆっくりと広がり、急須で淹れたてのようなおいしいお茶が味わえる

2024 グッドデザインしずおか 受賞ギャラリー

今回の逸品のお問い合わせ先

株式会社木村園

公式オンラインショップ https://www.kimuraen.com/
住所 静岡県掛川市下垂木2083
メール letter@kimuraen.com
営業時間 9:30~16:00
定休日 原則土日祝、年末年始、お盆

アンケートに答えて当たる!

下のアンケートフォームにて、本誌へのご意見、ご感想をお寄せいただいた方の中から、抽選で10名様に『お茶旅®茶こし』をプレゼント!※茶葉はついていません
応募期限:2026年1月20日(火)まで

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プレゼント対象の応募締切:2026年1月20日(火)まで
※茶葉はついていません