しずおかWELL-BE+ Vol.5
地域を愛する農家の挑戦、遠州落花を未来へつなぐ | K’LURA ピーナッツバター
しずおか逸品
公開日:2026年02月16日

馬鈴薯をはじめ、さまざまな野菜の産地として名高い浜松の三方原台地。昭和20年代頃までは、千葉県と並ぶ落花(※)の産地としても有名だったという。しかし栽培農家の減少で衰退し、今では産地だったことを知る人も少なくなっている。
そんな状況で一念発起したのが、地元農家の有志3人。その一人であるピーナッツバター専門店『K’LURA(クルラ)』(浜松市中央区)店長の髙田光弘さんは、「子どもの頃に食べた採れたての落花は濃厚なコクがあり、ペーストも砂糖なしで十分に甘かった。三方原台地の赤土が、落花に独特の旨味をもたらしていたのでしょう。あのおいしさが忘れられなくて、もう一度、遠州落花の味を多くの人々に伝えようと、生産から加工、販売まで全て自分たちで手がける株式会社NHアグリを起業しました」と、遠州落花ヘの想いを語る。
(※遠州地域では「落花生」ではなく「落花」と呼んでいる)
しかし栽培には自信があったものの、加工や販売についてはまったく経験がなかった。そこで千葉の落花加工業者を訪ねて技術を学び、1年間ほど費やして試作を重ね、苦心の末に自信をもって商品化できるピーナッツバターを完成させた。
落花は収穫後、2ヶ月以上天日干しで甘みを凝縮させ、焙煎してペーストにする。手仕事の部分が多く手間がかかるが、高品質で安全安心なおいしいものを提供すれば、その価値を認めてくださるお客様が必ずいると考え、ピーナッツバターとローストピーナッツに特化した専門店『K’LURA』を2023年3月にオープンした。
開店からもうすぐ4年目を迎え、店舗の売上は順調に伸びている。販売量が増えれば落花の栽培に協力してくれる農家も増える。遠州落花ブランドの再生が、地域の活性化につながればうれしいと髙田さんは語る。
『K’LURA』のピーナッツバターを初めて楽しむという人には、「有糖(和三盆糖)、渋皮あり、粒なし」をお薦めしたいという。和三盆糖の上品な甘さに隠し味の渋みがマッチし、しっとりとした舌触りのピーナッツバターが口いっぱいに広がる。
パンやトーストに塗るのはもちろん、料理の隠し味にしたり、野菜と合わせたりなど楽しみ方もさまざまだ。
髙田さんは、「本業が農家なので営業は土日のみですが、お客様とお店で接すると、いろいろな声が直接聞けて参考になります。今後はオンライン販売にも力を入れ、遠州落花のおいしさを全国に広げて広げていきたいです」と語る。
『K’LURA』の皆さんの熱意とこだわりが詰まったピーナッツバターが、これから全国の食卓にたくさんの笑顔を届けていくだろう。
今回の逸品のお問い合わせ先
株式会社NHアグリ
| 公式オンラインショップ | https://peanuts-klura.shop-pro.jp/ |
|---|---|
| 住所 | 静岡県浜松市中央区大久保町3304-1 |
| 電話番号 | 053-543-9677 |
| 営業時間 | 10:00~16:30 |
| 営業日 | 土曜・日曜のみ (月曜~金曜、年末年始はお休み) |
アンケートに答えて当たる!
下のアンケートフォームにて、本誌へのご意見、ご感想をお寄せいただいた方の中から、抽選で10名様に「K’LURAピーナッツバター(有糖・渋皮あり・粒なし)」をプレゼント!
応募期限:2026年3月5日(木)まで
【注意事項】
・本品は農産物のため、年・季節によって色にばらつきがあります。
・ピーナッツアレルギーをお持ちの方は、絶対にお召し上がりにならないでください。
・開封後はキャップをきちんと閉め、お早めにお召し上がりください。
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