【県政ニュース】県立藤枝東高校創立100周年 記念式典開催!
2024年12月25日
11月20日(水)、藤枝市にある静岡県武道館にて、静岡県立藤枝東高等学校、創立100周年記念式典が執り行われました。
県立藤枝東高校は、大正13年(1924年)、前身となる県立志太中学校として開校。これまでに2万7千名を超える卒業生を輩出、県内の有数の進学実績を誇る高校であるとともに、初代錦織校長が校技と定めたサッカーはこれまでに選手権・インターハイ合わせて6回の全国制覇を果たすなど、文武両道を実践する高校として県内外から知られています。
今年6月には5階建ての新たな校舎が完成し、学生たちは新たな環境で勉学に励んでいます。
式典の会場となった静岡県武道館では、これまでの歩みを示すさまざまな調度品やサッカー部の栄光を留める賞状などが展示され、会場を訪れた在校生や来賓の方々が興味深そうに眺めていました。
記念式典の開催にあたり 佐野文子校長は、
佐野校長 生声
「ここに至るまでの幾多の変遷と思念に思いを馳せれば多くの先人のご苦労と偉大さに敬意と感謝を表さずにはいられません。創立100周年というこの節目の年に私共教職員、生徒一同、先人の皆様の思いを受け継ぎ、次の100年に向けて新たな1歩を進めてまいる所存ですので関係の皆様方にはこれまでとかわらぬご支援とご指導賜りますようお願い申し上げます。」
と話し、また生徒には
「若者は将来に対する夢や希望を語ることが難しい時代だとも言われます。しかしそのような時であるからこそ皆さんには確かなかわらぬものであるその「至誠一貫、新興の意気を発すべし」の精神を忘れずに、何事にも恐れずチャレンジをしこの藤枝の地で、そして日本で、世界で自分の可能性を追い求めて欲しいと強く願います。それが本校の伝統を継承するとともに、そこに新風を吹き込むことに他なりません。そしてそのことが地域の皆様、学校関係者の皆様の期待に答える道だと確信します。」
と話しました。
生徒代表として生徒会長の森田さんは
森田さん 生声
「本校が多くの先輩方の努力と情熱によって築かれたものであり、その歴史の伝承は私たち生徒にとって誇りであるとともに責任でもあると実感しています。(中略)校訓「至誠一貫」を胸にさまざまな課題に誠実に取り組み困難にひるむことなく前に進み続けることで新たな道を切り開いていこうと思います。東高生にはともに学び合う友がいます。背中で導いてくださる先輩方や地域の方、先生方がいらっしゃいます。私たちの一歩一歩が100年の歴史をもつ東高の伝承に新たな風を吹き込み過去と未来をつなぐ架け橋となることを信じて邁進していきます。」
と決意を述べました。
その後100年の歩みを紹介する記録動画が上映されました。
その他、お祝いメッセージとして姉妹校である台湾の台南第一高級中学からのメッセージや、
卒業生でサッカー元日本代表の長谷部誠さんからも
「藤枝東高卒業生としてこれまでみなさんに誇りに思ってもらえるようなプロサッカー選手を目指して参りました。(中略)東高生の皆さんにもこれから社会に出て大きく羽ばたいてもらいたいと思っていますしまた、みなさんと一緒に何か仕事が出来ることがあったら嬉しく思います。」
とメッセージが披露されました。
式典最後は卒業生で奈良教育大学准教授鈴木啓資さんによるピアノ伴奏で校歌斉唱が行われ、参加者は高らかに歌い上げていました。