フカボリ

知っているようで知らない県職員の仕事 リアルがわかる「スタディツアー」へ!

2023年1月24日

みなさんは、県職員がどんな仕事をしているか知っていますか。

県職員は行政職(事務職)のイメージが大きいと思いますが、実は土木・建築・獣医師・薬剤師といった技術職もあるんですよ。

今回は、静岡県職員として「行政」「林業」「農業土木」の職種で活躍中の若手メンバー3名が集合! 県職員を目指した理由や、仕事を選ぶ上で役に立った「スタディツアー」の話など、それぞれのエピソードを語り合いました。

座談会のメンバーはこちら。
写真手前から時計回りに、
司会:鈴木(行政職)転職して静岡県職員に。入庁2年目。
加藤(林業職)大学卒業後静岡県職員に。入庁1年目。
色本(行政職)大学卒業後静岡県職員に。入庁1年目。
天野(農業土木職)転職して静岡県職員に。入庁1年目。
3職種のメンバーが集合しました。

座談会の様子。普段は滅多に顔を合わせることのない、4課の職員が集合

目次

1 メンバーの仕事内容
2 県職員を目指したきっかけ・理由
3 県職員の仕事に関する情報をどのように得たか
4 県職員の仕事についてもっと知るには

1 メンバーの仕事内容

鈴木:まず、簡単に皆さんの今の仕事内容を教えてください。

天野:志太榛原農林事務所で、農業に関係する工事や施設の改修工事が適正に行われているかをチェックする監督員をしています。川根本町の、バラバラに点在している状態の茶畑だったり、形がちょっと不整形な土地を一つに集団化してまとめる区画整理の担当をしています。

色本:データ活用推進課に所属しています。『静岡県の景気に関する資料』という雑誌を毎月作って公表するほか、統計に関するサイトの管理や更新作業も行っています。また、メインで携わってるわけではありませんが、「オープンデータ」という二次利用可能なデータのイベントがあり、その業務の補助もしています。

加藤:私が所属している森林計画課は、森林・林業に関する基本的な方針の策定などに取り組んでいます。その中で、私は、市町が作成する「市町村森林整備計画」と林業経営体が作成する「森林経営計画」を主担当としていて、取りまとめ業務や作成にあたっての支援などを行っています。

2 県職員を目指したきっかけ・理由

鈴木:一般的に、公務員と聞いてイメージする姿はおそらく「行政職」だと思います。林業や農業土木の印象はあまりないかと思うのですが、加藤さんと天野さんが、県職員や公務員にもその道があると知ったきっかけは何ですか?

司会の鈴木さん

加藤:大学の研究室の先輩に公務員の林業職に就職した方がいたので、そういう道もあると知りました。入学当初はやはり公務員は行政職というイメージが大きくて、専門職があることは知らなかったです。

天野:私も行政職に関しては、自分の親や兄が公務員だったので知っていました。農業土木職に関しては、同じ大学の仲の良い先輩が、他県の農業土木職に就職したのでいろいろ話を聞いていました。そこから興味を持ちましたね。

鈴木:そうなんですね。天野さんは、民間企業で働いていたんですよね。転職したきっかけは何だったんですか?

天野:家族が公務員というのが大きかったかもしれないですね。職種は違いますが、同じく県民の生活のためにやっている業務ということもあって、仕事に親近感があったといいますか。自分も静岡の県民の皆さんの力になりたいと思い始めたんです。

農業土木職 天野さん

鈴木:色本さんはどうですか?大学に入ったときから公務員を目指していたのでしょうか?

色本:選択肢にありました。元々地元で働きたいと思っていたんです。

鈴木:文系の大学ですか?

色本:いえ、理系なんです。

鈴木:理系なんですね!周りに公務員になる人はいましたか?

色本:私の場合、大学や高校の友人にはほとんどいなかったです。みんな民間企業に行くか、理系なので大学院に行く人が多く、公務員はほとんどいませんでした。民間企業のインターンにも行ってみましたが、自分には合っていないと感じました。専門職や、SE・IT系のプログラミングを書くような仕事よりも、人と関わりながら幅広く仕事に携わる方が向いていそうだと思い、行政職を選びました。

鈴木:加藤さんは研究室の先輩が公務員になったとのことですが、そこから自分も目指そうと思ったのはなぜですか? 民間企業も視野に入れていましたか?

加藤:民間企業も面接を受けましたが、ずっと迷っていました。最終的に、大学で学んだものをどこで一番活かせるだろう? と考えてみたときにピッタリだったのが、県庁の林業職だったんです。あとは、やはり地元で働けるということも大きなポイントでしたね。

3 県職員の仕事に関する情報をどのように得たか

鈴木:いざ静岡県の職員になろうと決めてからは、仕事や採用試験の情報をどのように調べましたか。

色本:主に、ホームページで情報収集していました。大学3年のときに「県庁 仕事スタディツアー」(※)に参加しました。当時はすでにコロナ禍だったので、オンライン開催でした。

※静岡県庁 仕事スタディツアー・・・県職員の仕事に関心があり、県職員採用試験の受験を検討している方を対象に、県職員の仕事内容やその魅力・やりがいを紹介するイベント

令和元年度までは対面で実施していました

色本:実はスタディツアーには大学2年のときにも一度参加していました。そのときは対面開催だったので、県庁に集まりグループごとに職場を見学して、先輩職員の生の声も聞くことができました。内部のリアルな話が聞けるので「面接で話せる話題も作れるかな」なんて思いつつ。

加藤:私は公務員を選択肢に入れたのが大学3年の夏を過ぎた頃だったので、慌ててホームページなどを漁っていましたね。スタディツアーはオンライン開催ではありましたが、みんなの積極的な質問に対して職員の方も親切に答えてくれたので、仕事のことを詳しく知れた大きなきっかけになったと思います。私はインターンには参加しておらず、職員の方々と交流する機会がなかったので、スタディツアーに参加してよかったなと思います。

令和3年度にオンラインで実施した様子

鈴木:天野さんはどうですか?

天野:民間企業で働いていたときには、静岡県庁のホームページに載っていた農業土木職の「先輩の声」を参考にしていましたね。

鈴木:やっぱりホームページが入り口ですよね。私も天野さんと同じく転職組ですが、スタディツアーというイベントがあるのを知らなくて。もしその存在を知っていたら、もっと仕事のことを深く知ってから受験できたなあと思いますね。
ちなみに、色本さんは2度のスタディツアーで、どんなことが知りたいと思って参加されたんですか?

色本:特に大学2年生のときは職員の仕事についてなにもわからなかったので、業務のことはもちろんですが、どういう人が働いてるか? といった部分を少しでも知れたらいいなと思っていました。

スタディツアーに2年連続参加してくれていた色本さん

加藤:私も情報がない状態だったので、業務全般だったり、勉強方法とかも含めて、全般的にいろいろ知りたいなと思っていました。

鈴木:スタディツアーに参加する前と後のギャップはありましたか?

色本:県職員は3年ぐらいで異動があるため、仕事がどんどん変わることに対して実はあまり良くないイメージを持っていたんです。一つのことをずっと続けた方がいいんじゃないかと思っていました。
ところが、ツアーでは「さまざまな経験を積むことで、幅広く勉強できる。学んだことが別の場所で生きる」と聞き、イメージが大きくプラスに変わったきっかけになりました。

加藤:一番記憶に残ってるのは、「やりたい仕事ばかりできるわけじゃないから、自分が何をしたいのかをずっと心の中に残しておくのが大事」という話をされたことです。
私は本庁の森林計画課にいますが、正直なところ、もっと現場に出る仕事がしたかったという思いはあります。ただ、どんな仕事も必ず県職員として必要だということはスタディツアーで聞いておけたので、働くうえでの覚悟ができたかなと感じています。

林業職 加藤さん

4 県職員の仕事をもっと知るには

「静岡県職員採用情報ホームページ」には、先輩職員の声や採用試験の例題などを掲載しているので、仕事研究に便利です。
また、今年度も「静岡県庁 仕事スタディツアー」をオンライン(Zoom)で開催します。県職員の業務や制度、採用試験の説明を聞くだけでなく、先輩職員と直接話すことができるので、疑問や不安を解消したり、県庁職員の雰囲気を感じたりできますよ!

開催日程(令和5年)

参加申込みは令和5年1月31日(火)17時まで、ふじのくに電子申請サービスで受付中です。ぜひご参加ください!
※「静岡県庁 仕事スタディツアー」への参加・不参加は、採用試験の合否に一切関係ありません。
▼詳しくはこちら
県職員採用情報ホームページ
https://www.pref.shizuoka.jp/zinzi/employ/

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