フカボリ

花博をトコトン楽しむ!~ガーデンパーク編~

2024年4月30日

4月某日、「浜名湖花博2024は、船でもガーデンパーク会場に行けるんですよ。ぜひ、船からの景色を見ながら会場に行ってみてください!」と花博実行委員会の山口さんから勧められ、県民だより3月号を片手に向かった先はJR弁天島駅。案内看板に沿って船の発着場へ到着しました。駅から徒歩5分、目の前に広がったのは浜名湖。船の出発時間まで花博会場をどう回ろうか考えたり、海を眺めたりして過ごしていると、出発時間(午後1時30分)が来ました(30分置きに船便が出ています)。ライフジャケットを着て、いざ、浜名湖ガーデンパーク会場へ!県民だより5月号(5月1日公開)でお伝え切れない会場の魅力をお届けします。

目次

  1. 風を感じながら、いざ、ガーデンパーク会場へ
  2. 咲き誇る色とりどりの花、花、花
  3. まさに花の美術館ー印象派庭園 花美の庭ー
  4. 帰り道も見どころ満載!

1.風を感じながら、いざ、ガーデンパーク会場へ

▲弁天島観光シンボルタワー
▲辺り一面に海苔養殖用の支柱

乗船した小型船は弁天島観光シンボルタワーの近くを通り過ぎ、しばらくすると、辺り一面に支柱が立ち並ぶ光景が広がっていました。話を聞くと海苔の養殖用の網を張るために設置された柱とのこと。その数は数え切れないほどあり、設置するのも気が遠くなるような作業に感じました。日常で目にする海苔も、こうした漁業者さんの取り組みがあってこそ。ありがたみを感じます。
遠くを眺めていると、ガーデンパーク会場の展望塔が近づいて来ました。湖畔から見る陸上の眺めはとても新鮮。時間にして20分程。心地よい風を感じながら、午後2時前に会場に到着しました。

▲ガーデンパーク会場に到着
▲ワクワク感が高まります

2.咲き誇る色とりどりの花、花、花

会場に入ると、赤、青、白、黄、紫・・・会場の至る所に、色とりどりの花が咲き誇り、一歩歩けば写真を撮り、また一歩歩けば写真を撮り・・・と、それくらいにさまざまな花が咲いていました。このペースで歩くと何時間あっても足りないことに気づき、眺めることも大事!と自分に言い聞かせ、しばらく景色を楽しみながら進みました。
最初に向かった施設は、イマーシブミュージアム。音に合わせて絵画が動き、しかも、絵画の中に引き込まれるような感覚でした。クッションや椅子があるので、座ったり、寝転んだりしながら観ることもできます。大迫力の世界は想像以上で一見の価値アリです。

▲浜名湖ガーデンパークのキャラクター「のたね」がお出迎え
▲絵画に引き込まれる新感覚な空間です

イマーシブミュージアムを後にしてしばらく歩くと、展望塔が見えてきました。展望塔からの風景は、何度見ても清々しい気持ちになります。園内もそうですが、浜松市街地も一望できます。

▲ 海上からも確認できた展望棟が見えてきました
▲展望塔からは会場を一望できます

このエリアにある広場には、公式売店の他、シラス、桜、ポークなどの静岡県産品を使用し、花をモチーフにした商品を販売する八つのキッチンカーが並んでいました。少々歩いて小腹が空いてきたので何か食べようかと思いましたが、まずは園内一周を優先し、「印象派庭園 花美の庭」を目指して先に進みました。

▲休憩スペースもたくさんあります
▲富士山静岡空港15周年を周知する花壇も

花美の庭に向かう途中、農作業VR体験や静岡文化芸術大学と静岡大学のコラボによる『Digital mirai LABO』(デジタルミライ館)など、デジタルをテーマにした展示も。20年前、そして10年前も来場した筆者ですが、この間、デジタル技術の進化を改めて実感しました。(写真は割愛。皆さんもご来場して体感してみてくださいね)。

3.まさに花の美術館ー印象派庭園 花美の庭ー

ゆっくり周りを眺めながら向かうこと10分程で花美の庭に到着しました。このエリアには、遊覧船ガーデンクルーズの東船着き場やマーガレットガーデン、ソフトクリームを販売するキッチンカーもありました。庭園内の花博期間限定レストラン「ターブルブルーLENRI」を楽しみにしていたのですが、残念ながら到着したのはちょうど閉店時間の午後3時・・・。ここでの食事は次回の楽しみに取っておきます。

▲マーガレットガーデンも風情があります
▲バラのソフトクリームが販売されていました

前回も来た花美の庭。何度訪れても時期によって咲いている花が変わるので新鮮でした。さまざまな花があるので、接写をしても楽しめますし、広角で撮っても風情があります。

▲花美の庭の入口
▲撮影したい場所がたくさんあります

今回、初めて気づいたのは、エビネやウラシマソウ、さらにはクマガイソウも咲いていました!野山ではなかなかお目にかかれないので、管理している方々の植物への愛情を感じます。

▲山野草好きな筆者には間近で見られて心躍りました
(エビネ)
(クマガイソウ)

花美の庭には、旬の花を存分に楽しめる空間が広がっていました。

4.帰り道も見どころ満載

花美の庭からの帰り道を、遊覧船ガーデンクルーズに乗るか、歩いていくか、少々悩みましたが、フラワーガーデンコンテストや国際庭園をじっくり観たかったので、歩きを選択!
フラワーガーデンコンテストは、26個の花壇が約500m程に渡って観られました。それぞれ美しく、独自性があるので、歩いていても飽きません!国際庭園は、行ったことのない国がほとんどでしたが、その国に行ったつもりになって眺めてみると、日本の庭園とは違う趣を感じました。

▲一つ一つが見応えあるフラワーガーデンコンテスト
▲国際庭園も風情があります(写真はネパール)

そうこうしている間に、花織り畑に到着。この日はネモフィラが辺り一面に咲き誇っていました。世界的な庭園デザイナーの石原和幸さんが監修した記念庭園「汽水園」があるのもこのエリア。富士山から流れる湧き水、駿河湾、そして浜名湖、弁天島を一つの庭で表現されていて、遠くから眺めても近くでじっくり眺めても、ずっと楽しめました。必見です!(何度も撮影を試みましたが、なかなかベストショットが撮れず、掲載を断念・・・)。

▲花織り畑を一望
▲ご自宅の庭づくりのヒントを得られるかも
(ユニバーサルガーデン)

花織り畑の外周には、「香り」、「触れる」、「食」、「色」、「音」の五つのエリアに分かれ、どんな人でもさまざまなセラピー効果を体感できるユニバーサルガーデン、地域の方々の参画による琥珀の小路もありました。見どころ満載の浜名湖ガーデンパーク会場。ここでカメラのデータ容量も一杯になってしまいました・・・。入口ゲートに戻って時計を見ると、午後4時30分。花に癒やされた2時間30分でした。帰りは、JR舞阪駅へのシャトルバスに乗車し帰路に着きました。
あっ!キッチンカーの花博限定メニューを食べ忘れた!これも次回の楽しみに取っておきます。

取材を終えて

会場には、SNS用の素材を取りに来た方、家族写真を撮りに来た方、ベンチに座りながら風景をじっくり眺める方、スマホ片手に音声ガイドサービス「おともたび」を聞きながら巡っている方など、幅広い世代の方々が皆さん思い思いに楽しまれていました。5月からはバラやマーガレットが見頃を迎えます。4月とはまた違った雰囲気を楽しめる浜名湖花博2024。既に行かれた方はもう一度、まだ行かれてない方は、ぜひ、行かれてみてはいかがでしょうか。

浜名湖花博2024公式サイト

県民だより5月号

―――↓問い合わせ―――――――
県広聴広報課 電話054(221)2231 FAX054(254)4032

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